気象庁は、令和5年2月1日正午から、緊急地震速報の発表基準を追加しました。
これまでは、震度の予想によって発表してきましたが、
長周期地震動階級3以上を予想した場合でも、緊急地震速報が発表されることになりました。
「長周期地震動」は、揺れが1往復するのにかかる時間「周期」が長い揺れです。高層階は、特に揺れが大きくなります。
通常、地震の揺れは震源から近いほど大きいですが、長周期地震動は、遠くまで伝わりやすく、震源から離れた場所でも大きな揺れになることがあります。
長周期地震動の大きさは、震度ではなく、4段階の階級で表し、今回、緊急地震速報に追加されたのは、階級3以上を予報した場合です。
大都市を中心に高層建物が増加し、長周期地震動の影響を受ける人が増えているとし、今後は、高層階への警戒が呼びかけられるようになります。
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